通信制FAQ(よくある質問)
本校通信制課程に関する不安、不明な点について、よくいただくご質問を掲載しますので、参考までにご覧ください。その他、個別のご相談については、本校事務室までご連絡ください。
通信制課程全般に関する質問
- 通信制課程とは何ですか?全日制課程とどう違うのですか?
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通信制課程とは、全日制、定時制といった高等学校の教育課程の一つです。これらの課程はいずれも、卒業で得られる資格(高校卒業資格)は全く同じものとなります。
全日制や定時制課程の高校では、毎日決まった時間に学校に登校し授業を受けますが、通信制課程では毎日学校に通って授業を受ける必要はなく、自分で学習してレポートを提出し、試験に合格することで単位を修得していく仕組みになります(科目毎に決まった回数のスクーリングという対面授業があります)。また、全日制課程の多くは学年制を採用しており、各学年で決められた科目を修得することで学年が上がっていくシステムですが、通信制課程では単位制を採用しており、学年という概念はありません(代わりに「年次」という呼び方をします)。 - 単位制とは何ですか?
- 単位制は最低3年間以上の在籍期間と、その間に決められた単位数(本校では74単位)を修得すれば卒業できる制度です。全日制でよくある「学年」という考え方はなく、特定の科目の単位を落とした(修得できなかった)からといって留年することはありません。学年にとらわれることなく、自分のペースで学習できる仕組みです。
- 通信制課程に通うメリットとデメリットを教えて下さい。
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通信制課程に通うメリットとデメリットには、以下のようなものが考えられます。
<メリット>- 毎日学校に通う必要がなく、自分のペースで学習することができる
- 自分の時間が確保できるので、やりたいことに時間をかけることができる
- 体調面や精神面に不安がある人も、無理のない範囲で卒業を目指すことができる
- 仕事やアルバイトに力を入れながら学ぶことができる
- 全日制と比較して、学費を安く抑えることができる
<デメリット>
- 自学自習が基本となるので、自己管理能力が必要になる
- 全日制に比べて、人との関わりが少なくなる可能性がある
本校の通信制課程では、インターネット・タブレット端末を活用したオンライン学習システムの採用や担任によるチェック体制を整え、生徒が計画的に学習を進められるサポートを行います。またスクーリングに加えて特別活動や学校行事、部活動等を通じて他者との関わりが生まれるような取り組みを行ってまいります。
入学に関する質問
- 入学試験はありますか?
- 学力試験、また面接の試験はありません。出願時に提出された応募書類により書類審査を行います。また、出願前に入学希望者本人と保護者に事前の入学相談を受けていたくことを必須にしています。
- 入学相談はどのようなものですか?
- 入学相談では、通信制・単位制高校の仕組みや学習方法、卒業要件やカリキュラムの組み方、学費や出願方法などをご説明します。また、通信制高校に関する様々な疑問や不安にお答えし、本校の教育が入学希望者のニーズにあっているかを確認いただく場になっています。
- 宮城県外在住ですが、入学できますか?
- 本校は広域通信制高校で、学校所在地である宮城県の他、福島県、山形県、岩手県の計4県を対象地域としています。上記の4県にお住まいの方にご入学いただけます。
- いつでも入学できますか?
- 入学区分(入学できる人の種別)によって入学できる時期が異なります。新入生(中学校を卒業見込みの方、または既に中学校を卒業して高等学校に入学していない方)と編入生(高等学校を中途退学した方)は4月と10月が入学月となります。転入生(現在高等学校在籍中で転校を希望する方)は随時入学を受け付けますが、入学時期によっては、その年次に履修できる科目(単位)数に制限を設けることがありますので、年度内に単位を修得したい、卒業をしたいという場合はお早めにご相談ください。
- 現在中学3年生ですが、ほとんど学校に通えていません。入学は可能ですか?
- はい、可能です。生文高の通信制課程は、全日制の学校と比べると登校(スクーリング)する日数をかなり少なくすることができ、また自分のペースで学習を進めることができるので、心や体に対する負担が少なくなると考えられます。
- 現在高校3年生です。今から通信制に転校して同級生と同じ時期に卒業できますか?
- 現在高校3年生の方は、本校に転入する時期によっては、卒業に必要な単位が修得できなくなる可能性もあるので、転学を希望される場合はお早めにご相談ください。
- 入学に年齢制限はありますか?
- 年齢制限はありません。様々な年代の方が学ぶことができる学校です。
- 既に高校を卒業していますが、入学できますか?
- 入学できますが、卒業された高校で修得した単位は本校での修得単位としてカウントしませんので、卒業をするには改めて74単位を修得する必要があります。
- 現在社会人ですが、入学できますか?
- もちろん入学可能です。仕事をしながらでも自分の時間を上手く使って高校卒業を目指すことができます。スクーリングの日程等については入学相談の際にお問い合わせください。
- 入学後、生文校の全日制に転籍することはできますか?
- 本校全日制課程への転籍は可能ですが、指定する単位を習得している、転籍試験に合格する等の条件があります。
- 現在中学3年生です。第一志望は全日制の高校なのですが、併願校として生文校の通信制課程に出願することは可能ですか?
- はい、可能です。併願を希望される場合、本校出願の際に併願する旨を入学願書に記載してください。その後合格された方は、お住まいの地域の公立高校入試の合格発表日の翌日まで本校に入学するかどうかの判断をお待ちいただくことが可能です。
- 特別支援学校卒業後、通信制に入学できますか?
- 学校に直接お問い合わせください。
- 出願したいのですが、どうすればいいですか?
- 出願にあたっては、入学希望者と保護者による入学相談への参加を必須としておりますので、まずは入学相談にお申し込みください。入学相談で応募方法の詳細をご説明させていただきます。
卒業に関する質問
- 通信制課程の「卒業」は、全日制課程の「卒業」と違いはありますか?
- ありません。本校通信制課程の卒業資格は、全日制高校の卒業資格と同じものです。
- 3年間で卒業できますか?
- 卒業要件を満たせば、全日制高校同様、3年間で卒業することが可能です。
- 通信制の卒業要件とはどのようなものですか?
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卒業をするには、以下の要件を満たす必要があります。
- 3年(36ヶ月)以上の高等学校での在籍期間があること
- 74単位(必履修科目を含む)以上の修得単位数があること
- 3年間で30時間以上の特別活動を行っていること
- 在籍期間の学費及び諸経費を全て完納していること
尚、転入や編入によって入学された方は、前籍校での在籍期間も加算することができます(休学期間を除く)。
- 卒業はいつできますか?
- 卒業のタイミングは3月と9月です。その時点で条件を満たしている生徒に対し、校長が卒業認定を行うことで卒業することができます。
進路に関する質問
- 高校卒業後の進路にはどのようなものがありますか?
- 大学・短大や専門学校等への進学、また就職など、全日制高校での進路ノウハウや実績を生かして、一人ひとりの希望に合わせた進路指導を行います。また、大学付属の高校であるメリットを生かし、東北生活文化大学・東北生活文化大学短期大学部への進学を目指すことも可能です。
- 卒業後、進学や就職をするのは難しいのでしょうか?
- 通信制の高校を卒業したからといって進学や就職に不利になることはありません。通信制高校では自分の時間を多く取ることができるので、そこで勉学に励み大学に進学したり、高校の3年間でしっかり自己管理能力を身に着け、目標を持ち、それをアピールして進学や就職に結びつけたりすることが可能です。「通信制高校に通う」ことをポジティブに捉えて前向きに行動していくことが大切です。
- 進路に関する相談はできますか?
- はい。生徒の進路希望に応じて、進学・就職に対応いたします。
学校生活に関する質問
- 通学や学習などに対し、不安なことが多いです。先生に相談できますか?
- 各年次に担任がいますので、何かわからない点や不安なことがあれば、まずは担任の先生に気軽に相談をしてみてください。希望があれば、スクールカウンセラーによるカウンセリングを受けることも可能です(予約制)。
- 制服はありますか?
- 制服はありません。スクーリング等登校時は自由な服装で登校できます。
- 校則はありますか?
- 細かい校則はありません。頭髪等身なりに関する校則もありませんが、周囲に迷惑や危害を及ぼすような振る舞い等があれば指導する場合があります。
- アルバイトや免許取得に関しての決まりはありますか?
- 法律で定められた範囲内で、また学習に影響を及ぼさない範囲内であれば、自己の責任においてアルバイトや免許取得が可能です。
- 車やバイクを使用しての通学は可能ですか?
- 可能ですが、学校敷地内への車やバイクの乗り入れは禁止します(保護者による送迎は除く)。
- 通学定期券は購入できますか?
- はい。入学後、通学定期券が必要な方には通学証明書を発行いたしますので、自宅最寄りから学校最寄りの駅/バス停の区間で購入が可能です。
- 宮城県外からの入学ですが、交通費は自己負担ですか?
- 県外からの入学でも、交通費は自己負担となります。
- 学生寮はありますか?
- 学生寮はございません。
- 部活動はありますか?
- 令和7年度は開設初年度なので部活動についてはまだ存在しない状態ですが、生徒による自発的な活動については禁止しない方針です。また、生徒からの要望があれば随時検討を行いたいとと考えています。
- 学校行事や特別活動にはどのようなものがありますか?
- 入学式や卒業式といった式典をはじめ、遠足(校外研修)やプロスポーツ現場体験、芸術鑑賞会など様々な行事を企画しています。また、特別活動として大学や専門学校のオープンキャンパスツアーや各分野のプロフェッショナルをお招きしての特別授業など、将来の進路選択に役立つような活動も検討中です。
- スクーリング中に体調が悪くなったときはどうなりますか?
- 通信制課程のキャンパス内は保健室があり、スクーリング日には養護教諭も常駐していますので、ご安心下さい。
- 保護者が学習状況を確認することはできますか?
- はい。本校のオンライン学習システムでは、生徒のアカウントの他に保護者の方にもアカウントを取得していただき、そこからお子様の学習の進捗状況や出席状況、また学校からのお知らせ等を確認することができます。また、担任へメッセージを送ることも可能です。
学習に関する質問
- 単位はどうしたら取れますか?
- 履修しているそれぞれの科目について、「レポート(報告課題)の提出」、「スクーリング(対面授業)への参加」、「テスト(試験)に合格」の3つの条件をクリアすることで単位が認定されます。レポートやスクーリングの回数は科目によって異なります。
- 前の学校で習得した単位はどうなりますか?
- 前籍校で習得した単位や在籍期間(休学期間は除く)は本校においても原則的に認められますのでご安心ください。
- 高卒認定で合格した科目は単位認定されますか?
- 高等学校の科目に読み替えて認定します。ただし、卒業までにかかる年数は、高卒認定の単位が認定されても3年より短くなることはありません。
- どんなカリキュラムがあるのですか?
- 教育課程表をご確認下さい。
- 履修する科目をどのように決めたらいいかわかりません。
- 入学が決まったら、担当の先生と相談しながら履修科目を決めていきますので、安心して下さい。
- 学習にあたり、パソコン等情報端末の準備は必要ですか?
- 本校では履修管理や出席管理、レポートの提出等全てオンラインで行うオンライン学習システムを採用しているため、インターネット上で動画を再生でき、ペン入力が可能な推奨スペック以上のタブレット端末(iPad)をご用意いただきます。推奨スペックについては時期により変わることもありますので、入学相談の際にご説明いたします。
- スクーリングは必須ですか?
- スクーリングへの参加は単位修得の必須要件となります。スクーリングの回数や時期については科目によって異なりますので、担当教員にご確認ください。
- スクーリングはどこでやっていますか?宮城県以外に会場はありますか?
- スクーリング会場は、本校(宮城県仙台市)になります。他のスクーリング会場は現在のところ、ありません。
- 事情があってどうしてもスクーリングに参加できなかった場合はどうなりますか?
- 通常のスクーリングに加え、年に2回(夏季と冬季)、集中スクーリングを開講しますので、そちらに参加してください。
- 体育など、実技中心の授業はどのように行われますか?
- 体育や芸術系科目(美術・音楽など)も、他の科目同様、教科書や補助教材を活用し、レポートを提出してもらい、実技の部分はスクーリングで行います。体育が苦手な人も、個人のレベルに合わせ、基礎的な内容からはじめますのでご安心下さい。
- レポートはどのようなものですか?必ず提出しなければいけませんか?
- レポートは学習した内容のまとめとなるもので、教科書や映像を見ながら作成するものです。科目によりレポートの提出回数は決められており、提出したレポート全てが合格点に達していないと単位認定試験を受けることができません。万一レポートが不合格の場合は再提出となりますが、担当の先生がしっかりとフィードバックしますので、それを確認しながら再度チャレンジしてください。
- レポートはどうやって提出するのですか?
- オンライン学習システムを使用してタブレットから提出していただきます。添削から返却までオンラインで行います(状況に応じて紙での提出になることもあります)。
- テスト(単位認定試験)はどのようなものですか?
- テストはその科目の学習の総まとめで、主にレポートで触れている内容を中心に出題されます。これまで提出したレポートをしっかり復習して対策すれば大丈夫です。
- 自宅で一人で学習することが不安です。
- 通信教育の基本は自学自習(自分で学習を進めていくこと)なので、最初のうちはなかなか続かないこともありますが、インターネットを利用した動画教材の利用やオンライン学習システムの導入により、効率的に学習を進めることが可能です。また、オンライン学習システムを通じて教師が生徒の学習の進捗を把握しておりますので、生徒の状況に応じて個別にアドバイスをしながら進めることができます。慣れないことなのでペースをつかむまで時間がかかるかもしれませんが、少しずつ着実に進めていきましょう。
- 勉強についていけるかが心配です。
- 英語や数学については学び直し科目として「英語基礎」「数学基礎」の2科目を用意しており、中学校の内容の復習から始めることが可能です。また、わからないところはスクーリングの際に担当教員に質問できますし、また平日に教室を自習室として開放し、質問対応等、レポート作成のお手伝いをすることも予定していますので、ご活用ください。
- 英検などの資格取得はできますか?
- 英検(実用英語技能検定)、数検(実用数学技能検定)、漢検(日本漢字能力検定)等の検定試験については、本校経由での出願・受験が可能です。
学費に関する質問
- 生文高の通信制課程の学費を教えて下さい。
- 単位制なので授業料はその年に履修した科目数により異なりますが、¥8,000-/1単位となっており、就学支援金の利用が可能です(支給条件あり)。これに諸経費と履修科目に応じた教科書代、補助教材費等がかかります。また、宿泊を伴うスクーリングはありませんし、サポート校の連携等もございませんので他校と比べリーズナブルな学費設定となっております。詳しくは募集要項をご確認下さい。
- 就学支援金は利用できますか?
- はい。世帯収入等の支給条件を満たせば、就学支援金をご利用いただくことが可能です。詳しくは募集要項をご確認ください。