泉中央にある商業施設セルバ3階にて本校美術・デザイン科生徒2名、卒業生5名、教員1名の作品を展示いたします。
テーマは「高校時代」。展示している卒業生と教員の作品も高校時代の作品を展示しております。展示される作品は宮城県高等学校美術展入賞作品や全国高等学校総合文化祭宮城県代表に選ばれた作品などいずれも各高校時代の力作揃いです。
様々な時代の高校生の作品をご覧いただければ幸いです。
会期:2021年5月22日(土)〜6月24日(木)
会場:SELVA
【出展作品紹介】
美術・デザイン科3年
佐野珠子(南中山中出身)
タイトル:Song
技法:アクリル絵画
サイズ:S50号
第73回宮城県高等学校美術展優秀賞受賞作品
作品解説:Songとは、クジラが遠くを離れた仲間とコミュニケーションをとることを目的として発する音です。クジラが暮らす海のように、私たちの
世界も空でつながっているという考えから空を海に見立て、波は雲、太陽を水面としました。
水中のように空の生き物が泳いでいたら私たちの日常も鮮やかに彩るだろうと思い制作しました。
美術・デザイン科3年菅原千暁(涌谷中出身)
タイトル:アオ
技法:アクリルコラージュ画
サイズ:S50号
第73回宮城県高等学校美術展奨励賞受賞作品
作品解説:昔から貴重なものとされ、絵画や光においても大切な役割を担ってきた「青」。また、ある音楽や作品から刺激を受けたことで、私の中で
「青」というものが興味深い存在になりました。そんな青を描きたいと思ったのがきっかけです。作品の青い闇の中には色々な角度から見た「青」をコラージュしています。
令和2年度卒業生 佐々木愛海(将監中出身)
(現在:宮城教育大学 教育学部 中等教育教員養成課程 美術教育専攻1年)
タイトル:生
技法:アクリル絵画
サイズ:S50号
第73回宮城県高等学校美術展優秀賞受賞作品
作品解説:青いバラの花言葉は「不可能」から「夢叶う」。不可能と言われた青いバラを作り上げたことから変わりました。私も不可能と
言われていた夢を叶えるために努力をして生きていきたい、という強い意志を込めて、タイトルの「生」としました。
令和1年度卒業生 小山颯汰(岩切中出身)
現在:湘南美術学院2年)
タイトル:桃源郷鳥瞰図
技法:アクリル絵画
サイズ:F50号
第43回全国高等学校総合文化祭美術・工芸部門さが総文2019宮城県代表作品
作品解説:この作品は自分の中の複雑な感情や葛藤を独自の世界に存在する生き物たちに重ねて表現しました。
令和1年度卒業生 京那粋(北仙台中出身)
現在:東北生活文化大学美術学部美術表現学科2年
タイトル:梟
技法:鉛筆画
サイズ:S50号
第71回宮城県高等学校美術展優秀賞受賞作品
作品解説:フクロウの力強い眼光をはじめ生命の持つ力強さを鉛筆で表現しました。
生き物を題材に鉛筆やペンで制作をしています。実際に昆虫採集や生物の観察など行なっています。
令和1年度卒業生 鈴木剛(将監東中出身)
現在:東北芸術工科大学芸術学部美術科版画コース2年
タイトル:自己概念
技法:ペン画
サイズ:F30号
第72回宮城県高等学校美術展優秀賞受賞作品
作品解説:人生の中にいくつも存在する分岐点、過去の自分の選択によって今の自分がある。また、今の自分を形成する要素や構成などを表現しました。
平成24年度卒業生 斎藤輔(長町中出身)
平成30年度東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コース卒業
現在:画家
タイトル:透明な未来
技法:アクリル絵画
サイズ:F50号
第37回全国高等学校総合文化祭美術・工芸部門しおかぜ総文2013(長崎大会)宮城県代表作品
作品解説:希望に向かって動物達が船に乗り、進む姿を描きました。
ノアの箱船を元にイメージして前向きに未来に向かう人の心を
表現しています。
高校生の当時に描いたこの作品は、作家として大きな分岐点になった一つの作品です。画家として活動している現在も動物で人の心を表現する手法は変わっていません。作品を介して人と関わることの楽しさや自分自身の成長を感じられた思い出深い作品です
美術教諭 齋藤正和(中山中出身)
平成16年度東方生活文化大学家政学部生活美術学科卒業
タイトル:幻想
技法:アクリル絵画
サイズ:F40号
第53回宮城県高等学校美術展優秀賞受賞作品
作品解説:地球温暖化や就職氷河期など高校当時不安なニュースが多くその影響を色濃く受けた作品だと振り返ります。
荒涼とした青い景色は不安を。左下に描かれた複数の球状物は厳しい環境下でも辛抱強く生きる生命の源を表現し、力強く生きる気持ちを込めました。